Pika
テキストと画像から短い動画を即生成——動画編集ゼロでSNS広告・プレゼン素材を作れるAIツール
動画生成AI
SNS広告
ノーコード
Freemium
累計ユーザー
1,450万人
リリース
2023.11
開発元
Pika Labs
導入企業数
3,000社以上
| 公式サイト | pika.art |
|---|---|
| 運営会社 | Pika Labs, Inc.(米国・カリフォルニア州パロアルト) |
| 設立 | 2023年(創業者:Demi Guo・Chenlin Meng) |
| 主要投資家 | Andreessen Horowitz(a16z)、Lightspeed Venture Partners ほか |
| 調達総額 | 約1億3,500万ドル(2024年時点) |
| 対応言語 | 英語・日本語を含む多言語(プロンプト入力は日本語可) |
| 対応デバイス | Web / iOS / Android |
| API提供 | あり(有料プラン向け) |
この記事でわかること
Pikaは、テキストや画像を入力するだけで短い動画を自動生成できるAIツールです。無料枠で試せて、専門的な動画編集スキルがなくてもSNS用の動画や広告素材をすぐに作れる手軽さが最大の特徴ですが、数分を超える長い動画の制作には向いていません。
- Pikaとはどんなツールで、どの企業が開発しているのか?
- テキスト・画像から動画を作る具体的な機能は何か?
- 生成できる動画の秒数・解像度などのスペックは?
- 料金プランごとのクレジット数・商用利用の可否は?
- 日本語でプロンプトを入力できるのか?
- RunwayやSoraなど競合ツールとどう違うのか?
- 企業で使う際のセキュリティ・著作権リスクは?
Overview
Pikaとは
テキストや画像を入れるだけで、AIが短い動画を作ってくれるサービスです。動画編集の経験も専用ソフトも要りません。
SNS動画から広告素材まで、累計1,450万ユーザー・3,000社以上に使われています。
ポイント
ブラウザだけで完結。ソフトのインストールも動画編集の知識も不要です。
開発元 Pika Labs について
Pikaを開発・運営するのは、米国カリフォルニア州パロアルトを拠点とするPika Labs, Inc.です。2023年にスタンフォード大学出身のDemi GuoとChenlin Mengが共同創業し、同年11月にサービスを一般公開しました。
著名VCのAndreessen Horowitz(a16z)やLightspeed Venture Partnersが出資しており、2024年時点の調達総額は約1億3,500万ドルに達しています。シリコンバレーの有力投資家が支持するスタートアップとして、サービスの継続性・信頼性という観点でも一定の裏付けがあります。
Features
主な機能
Pikaがどんなサービスかわかったところで、次は「具体的に何ができるのか」を見ていきましょう。
機能は大きく6つ。中でも最初の2つ——テキストから動画を作る機能と、画像を動画に変える機能——が、ほとんどの人にとってメインの使いどころになります。
テキストから動画生成
「桜が舞う春の公園を、カメラがゆっくり横に動いていく」——こんなふうに文章で指示を入力するだけで、AIが短い動画を生成します。日本語プロンプトにも対応しており、SNS投稿やプレゼンの挿入動画など「ちょっとした動画がほしい」ときに最も手軽な方法です。
画像から動画生成
手持ちの写真やイラストを「動く映像」に変換できる機能です。商品の静止画を1枚アップロードして、カメラがぐるっと回り込むような動画に変える——撮影スタジオを用意せずに動画広告を作れます。
動画リップシンク
人物の口の動きを、音声に合わせて自動で調整する機能です。ナレーション音声をアップロードすると、動画内のキャラクターや人物がその音声に合わせて口を動かします。
シーン拡張・延長
短い動画の前後をAIが自動で引き延ばす機能です。「あと数秒だけ長ければ使えるのに」というシーンを、追加撮影なしで補完できます。
動画エフェクト加工(Pikaffects)
Pikaならではのユニークな機能。独自エフェクト「Pikaffects」で、動画内の物体を「溶かす」「膨らませる」「押しつぶす」といった物理的な変形を加えられます。こうした物理エフェクトを他の動画生成AIで再現するのは難しく、SNSで目を引く動画を作るPika独自の強みです。
サウンド自動生成
動画の内容に合った効果音やBGMをAIが自動で付けます。音素材を探す手間が省けるので、動画制作の仕上げがワンストップで完結します。
比較
Pikaffectsの物理エフェクトはPika独自の機能です。RunwayやSoraなど競合ツールには同等の機能がなく、SNSフィードで目を引くビジュアルを手軽に作れる点でPika唯一の差別化ポイントになっています。
注意
各機能で生成できるのは基本的に3秒・5秒・10秒といった短い動画です(プランや設定により異なる)。長尺の映像制作には向いていません。
Deep Dive
Pikaの実力と限界
機能だけ見ると万能に思えるかもしれませんが、実際に使うと強みと弱みがはっきり分かれます。
Pikaは「短い動画をとにかく速く・安く作りたい」場面では非常に強力ですが、長い映像や細部のクオリティが求められる場面では力不足です。
強み:圧倒的な手軽さとスピード
Pika最大の強みは、動画制作の経験がゼロでも数分で動画が出てくることです。
テキストを入力するか、画像を1枚アップロードするだけ。動画編集ソフトの使い方を覚える必要も、撮影機材を用意する必要もありません。
ポイント
テキスト入力→数分で動画完成。撮影機材も編集ソフトも不要です。
コスト面の効果も見逃せません。
従来、SNS広告用の短い動画を外注すると数万円、納品まで数日かかるのが一般的でした。Pikaを使えば、この工程を自分で・即日で回せます。
特にSNS広告のように「短い動画を何パターンも用意してA/Bテストしたい」場面では、1本ずつ外注する時代と比べて費用対効果が段違いです。
比較
従来:外注で数万円・数日かかる短尺動画 → Pika:自分で数分・即日で完成。制作サイクルのコスト・時間を大幅に圧縮できます。
強み:エフェクト系の独自機能(Pikaffects)
前のセクションでも触れたPikaffectsが、Pika最大の差別化ポイントです。
「溶かす」「膨らませる」「押しつぶす」といった物理的な変形を動画にワンクリックで加えられるこの機能は、RunwayやSoraなど他の動画生成AIにはありません。
たとえばECサイトの商品紹介動画で、靴がぐにゃっと曲がって素材の柔らかさを演出する——こんな使い方はSNSで反応が取りやすいです。
「AIっぽい動画」ではなく「おっ」と思わせるビジュアルを手軽に作れるのは、Pikaならではの武器です。
限界:長尺・複雑な動画には不向き
まず、Pikaで作れるのは基本的に数秒〜最大10秒前後の短い動画です(設定や生成モードにより異なります)。
「シーン拡張」機能で多少引き延ばすことはできますが、数分にわたる映像や、起承転結のあるストーリー動画を一貫した品質で作るのは現時点では難しいです。
会社紹介ムービーやYouTube向けの長尺コンテンツを作りたい場合、Pikaだけでは完結しません。
注意
生成できるのは数秒〜最大10秒前後の短い動画です。数分以上の動画やストーリー性のある映像制作には向いていません。また人物の手指の描写や画面内テキストの精度にばらつきが出ることがあります。
もう一つの弱点は、細部の描写精度にばらつきがあることです。
特に人間の手や指は不自然に曲がったり、指の本数がおかしくなることがあります。画面内に文字を入れた場合も、読めない文字列になることが少なくありません。
これはPikaに限らず現在の動画生成AI全体の課題ですが、「1回の生成で完璧な動画が出てくる」とは思わない方がいいです。
実際の使い方としては、同じプロンプトで5回生成して、使えるのは1〜2本くらいの感覚がリアルです。
そのぶんPikaは低コストで何度も試せる設計になっているので、「生成→確認→やり直し」のサイクルを回すこと自体はストレスになりません。
SNS広告・プレゼン素材・社内共有用の短い動画——この範囲なら、Pikaの手軽さとコストは圧倒的な武器です。逆にそれ以上を求めるなら、Runwayなど映像品質に強いツールを検討した方が満足度は高いでしょう。
Pricing
料金プラン
Pikaは無料枠があるので、まずは費用ゼロで試せます。
「AIで動画を作るってどんな感じ?」を体験してから課金を判断できるのは、初めてのツール選びではかなり大きい安心材料です。
ただし無料プランでは生成した動画にウォーターマーク(Pikaのロゴ透かし)が入るため、そのまま広告素材や営業資料に使うのは厳しいです。
以下は2025年時点での料金・スペックの目安です。Pikaは料金体系を頻繁に改定しているため、契約前に必ず公式サイトで最新価格を確認してください。
$0/月
- 月150クレジット(約30〜50本相当)
- 最大5秒の動画生成
- 720p出力
- ウォーターマークあり
- 商用利用:不可
- テキスト→動画・画像→動画
約$8/月
- 月700クレジット(約140〜230本相当)
- 最大10秒の動画生成
- 1080p出力
- ウォーターマークなし
- 商用利用:可(著作権はユーザーに帰属)
- 全機能利用可
約$20/月
- 月2,000クレジット(約400〜660本相当)
- 最大10秒の動画生成
- 1080p出力
- ウォーターマークなし
- 商用利用:可(著作権はユーザーに帰属)
- 優先生成キュー・高速処理
約$50/月
- クレジット無制限(一定のレート制限あり)
- 最大10秒の動画生成
- 1080p出力
- ウォーターマークなし
- 商用利用:可(著作権はユーザーに帰属)
- 最優先キュー・API利用可
結論:まず無料枠でツールの感触を掴み、商用利用・ウォーターマーク解除が必要になったらStarterプランへ移行するのが最もリスクの少ないステップです。週に数本程度の制作ならStarterで十分、量産運用ならProを検討してください。
ポイント
有料プラン(Starter以上)なら商用利用OK。生成した動画の著作権はユーザーに帰属する旨がPikaの利用規約に明記されています。無料プランでの商用利用は規約上認められていないため、ビジネス用途では有料プランが前提です。
Real Usage
企業はPikaをどう使っているか
料金のイメージがつかめたところで、次は「実際のビジネスでどう使われているのか」を見ていきましょう。
特に効果を発揮しやすい活用パターンは大きく3つに絞られます。
ポイント
3,000社以上の中小企業・スタートアップがPikaをビジネスで活用中。個人のSNS運用から企業の広告クリエイティブ量産まで、用途は幅広いです。
SNS・広告クリエイティブの量産
SNS広告の世界では「数を打って当てる」が基本戦略です。
従来なら外注で数万円・数日かかっていた短尺の広告動画を、Pikaなら商品画像1枚から数分で生成できます。
しかも1本ではなく、テキストの指示を少しずつ変えて5パターン、10パターンと一気に作れるのが強みです。
A/Bテスト用に5パターン作り、反応が良い2本に広告予算を集中させる——こうした運用が、撮影スタジオも映像クルーも使わずに回せるようになります。
特にInstagramやTikTokのように「数秒で目を引けるかどうか」が勝負のプラットフォームでは、Pikaの生成スピードとPikaffectsのインパクトが活きやすいです。
プレゼン・提案資料への動画挿入
スライドにたった数秒の動画が入るだけで、資料の印象はガラッと変わります。
たとえば新商品の企画書で、商品イメージのテキスト説明を5行書くよりも、Pikaで生成した「商品が回転する5秒の動画」をスライドに埋め込む方が、聞き手の理解も関心も一気に上がります。
Pikaなら「イメージ画像をアップロード→テキストで動きを指示→数分で動画完成」で済みます。
テキストと静止画だけの資料から一歩抜け出したいけど、動画制作に時間も予算もかけられない——そんな場面にぴったりです。
比較
静止画だけのスライド vs Pikaで動画を1つ追加したスライド。聞き手の印象・記憶への残り方の差は想像以上です。追加コストはゼロ(Starterプランの月額内)で実現できます。
プロトタイプ映像の高速制作
本格的な撮影や映像制作を外注する前に、まずPikaで「こんなイメージです」という映像を3パターンほど作って社内で共有する。
この使い方が、地味ですが一番コスト削減に直結するかもしれません。
映像制作では「完成品を見たら思ってたのと違った」というすれ違いが本当によく起きます。
方向性がズレたまま本番の撮影や編集に入ると、やり直しのたびに数十万円単位のコストが飛んでいきます。
Pikaでイメージ映像を先に作って方向性を揃えておけば、このやり直しリスクを大幅に減らせます。
注意
Pikaで作るのはあくまで「方向性確認用」の試作です。最終品質を求める映像は本番の制作に任せましょう。「Pikaのクオリティが本番映像のクオリティ」と誤解されないよう、社内共有時に一言添えることをおすすめします。
Comparison
競合AIとの比較
動画生成AIは今まさに群雄割拠の状態ですが、Pikaの立ち位置を一言でまとめると「手軽さ・速さ・独自エフェクト特化」です。
映画レベルの映像品質を求めるならRunway Gen-3やSoraが上ですが、「無料で今すぐ試せて、動画編集の経験ゼロでも使える」という敷居の低さではPikaが頭ひとつ抜けています。
| Pika | Runway Gen-3 | Sora(OpenAI) | Veo(Google) | Kling AI | Luma Dream Machine | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 得意領域 | 短尺・エフェクト | 高品質映像 | 高品質・長め | Google連携 | コスパ量産 | 画像→動画 |
| 動画品質 | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
| 生成スピード | ◎ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ |
| 独自エフェクト | ◎(Pikaffects) | △ | △ | △ | △ | △ |
| 使いやすさ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ |
| 無料プラン | あり | 限定的 | なし(変動あり) | 限定的 | あり | あり |
| 月額(個人目安) | 約$8〜 | 約$12〜 | 約$20〜 | 要確認 | 約$5〜 | 約$10〜 |
| 向いている用途 | SNS広告・プレゼン | CM・PV級映像 | クリエイティブ全般 | Google連携業務 | 低コスト量産 | 写真の動画化 |
結論:SNS用の短い動画を低コストで量産したいならPika。映像品質重視ならRunway Gen-3かSora、コスト最優先ならKling AIが候補です。
正直に言うと、映像の美しさだけならRunway Gen-3には負けます。Runwayで生成した動画を初めて見たときは「これAIが作ったの?」と素直に驚きました。CM級の映像が欲しいなら今のところRunway一択です。
ただ、Runwayは実際に触ると分かるんですが、調整できるパラメータが多くて「で、何をどういじればいいの?」と迷う。Pikaの「テキスト入れてボタン押すだけ」の気軽さとは別物です。
Soraは——正直、もったいなかったです。映像品質はすごかったのに、1日あたり約100万ドルの赤字という報道もあり、2026年3月にサービスを終了してしまいました。
「品質が良くてもビジネスとして続かなければ意味がない」ということを改めて思い知らされた出来事です。業務で使うツールは、性能だけじゃなく「来月も使えるか」が大事なんですよね。
注意
Soraは2026年3月にサービスを終了しました。動画生成AI市場は「昨日まで使えたツールが突然なくなる」が現実に起きる世界です。ツール選びでは性能だけでなく、運営の継続性や資金体力も見る癖をつけておいた方がいいです。
GoogleのVeoは正直、まだ「期待枠」です。Google Workspaceとの連携は将来めちゃくちゃ強力になりそうな予感はあるものの、今すぐ使おうとするとアクセスが限定的で「もうちょっと待ってね」感がある。
Kling AIはとにかく安い。月額約$5〜で、量を回したいときのコスパはPikaより上です。ただUIの日本語対応が中途半端なので、そこのストレスを許容できるかどうかで評価が分かれるところ。
比較
個人的には、動画生成AIを初めて触る人はPikaから入るのが一番いいと思っています。無料で、数分で、日本語で試せる——この「最初の一本が作れた」という体験のハードルの低さは他にない。
そこで「もっと映像品質を上げたい」と感じたらRunwayへ、「もっと安く量産したい」ならKling AIへ。自分の「足りない」の方向で次のツールが自然に決まります。
Pika 1.5
スタンダードな動画生成モード
テキスト・画像から最大5秒の動画を生成する基本モードです。全プランで利用可能で、日本語プロンプトにも対応。まずPikaを触ってみるときの出発点になります。
向いている人:無料プランでPikaを試したい人・短い動画をすぐ作りたい人
Pika 2.0
高品質・高解像度の最新モード
2024年末にリリースされた最新世代モデルです。映像の一貫性・細部のクオリティが向上しており、1080p出力に対応。有料プランで利用できます。
向いている人:商用利用・広告素材など高品質な出力が必要な人
Pikaffects
Pika独自の物理エフェクトエンジン
「溶かす」「膨らませる」「押しつぶす」「爆発させる」といった物理変形エフェクトをワンクリックで適用できるPika専用の機能群です。競合ツールには同等の機能がなく、SNSで目を引くビジュアルを手軽に作れます。
向いている人:SNSでバズるインパクトのある動画を作りたい人・EC商品の演出動画を作りたい人
日本語対応について
PikaのUIは英語が基本ですが、テキストプロンプト(動画の指示文)は日本語で入力しても動作します。「桜が舞う公園」「夕焼けの海辺を歩く人物」といった日本語の指示をそのまま入れて動画を生成できます。
ただし英語プロンプトと比べると意図の再現精度がやや落ちる場合があります。日本語で指示を入れてうまく生成されない場合は、同じ内容を英語に翻訳して試すと改善することが多いです。これが編集部スコア「日本語対応:3.5」の主な根拠です。
Security
企業で使っても大丈夫?
結論から言うと、有料プランであれば商用利用は認められており、生成した動画の権利もユーザーに帰属するとPikaの利用規約に明記されています。
ただし、生成AI全般の著作権についてはまだ法的にグレーな部分が残っているため、「完全にリスクゼロ」とは言い切れません。
データの取り扱いと学習ポリシー
企業がAIツールを導入する際、最も慎重になるべきなのが「入力データの行方」です。
社内の未公開情報や顧客データを入力した場合、それがAIモデルの学習データとして使われてしまうと情報漏洩と同じリスクを負うことになります。
Pikaを業務で使う場合は、利用規約のデータ取り扱いセクションを必ず確認してください。
確認すべきポイントは「入力データがモデル学習に使われるか」「オプトアウトの手段があるか」「データの保存期間はどうなっているか」の3つです。
特に無料プランと有料プランで条件が異なる可能性があるため、機密情報を入力する前にチェックするのが鉄則です。
商用利用の条件と法的リスクの現実
有料プランで生成した動画の権利はユーザーに帰属し、商用利用も認められています。
これはPikaの利用規約に明記されている事実です。ただし、忘れてはいけないのが「生成AI全般の法的な不確実性」です。
AIが生成した映像に著作権が認められるかどうかは、日本でも海外でもまだ明確な判例が少なく、法整備が追いついていません。
現時点では「Pikaの規約上は問題ない。ただし生成AI全般の法的リスクはゼロではない」と理解しておくのが正確です。
ポイント
有料プランなら商用利用OK・動画の著作権はユーザーに帰属。Pikaの利用規約に明記されています。ただし規約上OKであることと、生成AI映像の著作権を法的に完全に保護できるかは別問題です。
導入担当者へ
生成AIの著作権は世界的に法整備が追いついていない領域です。Pikaの規約上の許可と法的なリスク管理は切り離して考えましょう。
社内導入の判断フローとしては、①利用規約のデータポリシーを法務・情報セキュリティ担当に確認 → ②有料プランで商用利用条件を確認 → ③機密情報を入力しない運用ルールを策定 → ④まず小規模なプロジェクトで試験導入 という順番をおすすめします。
Editor’s Verdict
編集部の評価
総合評価
3.8/5.0
「動画制作の経験ゼロでも、SNS広告やプレゼン用の短い動画をすぐ作れる」——Pikaの価値はこの一点に集約されます。
Pikaが向いているのは、動画制作の経験がなく、SNSや広告用の短い動画を速く・安く作りたい人や企業です。撮影機材も編集ソフトも不要で、テキストか画像を入れるだけで数分後には動画が手元にある。しかもPikaffectsという独自のエフェクト機能は他のツールにはない武器で、SNSフィードで目を引くビジュアルをワンクリックで作れます。日本語プロンプトでも動作しますが、英語に比べて精度がやや落ちることがあるため、英語プロンプトも併用すると安定します。
一方、Pikaが向いていないのは、数分以上の長尺映像や、映画・CM級の高精細な映像が必要な場合です。生成できるのは基本的に最大10秒前後の短い動画で、手指の描写が不自然になったり品質にばらつきが出ることもあります。そうした用途にはRunway Gen-3やSoraの方が満足度は高いでしょう。開発元のPika Labsはa16zなど著名VCが支援するスタートアップで企業信頼性の裏付けはありますが、動画生成AI市場自体が急変しやすく、ツール選定は常に最新情報との照合が必要です。
公式サイト(pika.art)へ遷移します。まず無料枠で触ってみてください。



