Notion AI
社内の文脈ごと理解してくれる、ワークスペース組み込み型AI
ナレッジ管理
文章生成・要約
会議録自動化
Freemium
月間ユーザー
1億人以上
リリース
2023.02
開発元
Notion Labs
AIアドオン
$10〜/月
| 公式サイト | notion.so/product/ai |
|---|---|
| 運営会社 | Notion Labs, Inc.(米国・サンフランシスコ) |
| 対応言語 | 多言語対応(日本語対応あり) |
| 対応デバイス | Web / iOS / Android / デスクトップ(Mac・Windows) |
| API提供 | あり |
この記事でわかること
Notion AIは「別のAIアプリ」ではなく、Notionの中に組み込まれたAI機能です。社内の議事録・プロジェクト資料・ナレッジベースをAIが横断検索して要約してくれるため、ChatGPTなど汎用AIとは役割が根本的に異なります。この記事では機能・料金・導入事例・競合比較・セキュリティまでをまとめて解説します。
- Notion AIは普通のAIチャットと何が違うのか?
- 主な機能と「できないこと」は何か?
- 料金はいくら?無料プランでどこまで使えるか?
- ChatGPT EnterpiseやMicrosoft 365 Copilotとどう使い分けるか?
- 企業導入時のセキュリティは大丈夫か?
Overview
Notion AIとは
Notion(ノーション)は、ドキュメント・タスク・Wikiをひとつにまとめるビジネスツール。全世界で1億人以上が使っています。
Notion AIは、そのNotionに組み込まれたAI機能。別のアプリではありません。
最大の特徴は、社内のドキュメントをAIがすでに知っている状態で動くこと。議事録やプロジェクト資料のすぐ隣で質問すれば、自分たちの文脈を踏まえて答えてくれます。「社内の文脈ごと理解してくれるAI」——これがNotion AIの立ち位置です。
「Notionの中に組み込まれたAI」という位置づけが分かったところで、具体的に何をやってくれるのかを見ていきましょう。
Features
主な機能
Notion AIにできることは大きく5つ。どれも「AIに指示を出すだけで、面倒な作業を肩代わりしてくれる」感覚です。
① 文章作成・編集
メールの下書き、報告書のたたき台、長い文章の要約、箇条書きへの変換。「来週の定例用に先月の進捗をまとめて」と指示するだけで、数秒で下書きが出てきます。ゼロから書く苦しみがなくなるのは、地味だけどいちばん毎日効く機能です。
② AIミーティングノート
会議を録音するだけで、AIが文字起こし→要点→決定事項→次にやることまで自動で整理してくれます。スマホで画面ロック中でも録音が続くので、出先の打ち合わせにも対応できます。ファインディ株式会社はこの機能で会議記録の作業時間を90%削減しました。手書きメモ係、もう要りません。
③ 社内情報の横断検索
Notionに保存されたあらゆるページやデータベースを、自然な言葉で検索できます。「先月の営業会議で決まったことは?」と聞けば、該当ページを探し出して要点をまとめてくれる。「あの資料どこだっけ?」と社内チャットで聞く回数が目に見えて減ります。検索は「ファイル名を思い出す」のではなく「知りたいことを聞く」スタイル。これがNotion AI最大の強みにつながっています。
④ 翻訳
文章を選択してワンクリックで日英などに変換できます。翻訳ツールにコピペする手間がゼロになるだけでも快適です。これらの機能はすべてNotion内で完結します。別のAIツールを開く必要がないのが、ChatGPTなど汎用AIとの最大の違いです。
⑤ データベースの自動集計・分類
表形式のデータから自動でサマリーを作ってくれる機能です。Notionのデータベースに溜まった情報をAIがざっと読んで要約してくれます。
機能一覧だけ見ると良いことしか見えません。実際にどこまで使えて、どこからは使えないのかを正直に検証します。
Deep Dive
Notion AIの得意・不得意
結論から言うと、Notion AIだけで仕事のAI化は完結しません。ただし「社内情報を活かす」という一点においては、他のどのAIツールよりも実用的です。
得意:社内の事情を知った上で答えてくれる
「前回のリニューアルの反省点は?」——ChatGPTに聞いても一般論しか返りません。でもNotion AIなら、チームが残した議事録を読んで「外部ベンダーとの調整が2週間遅れた」と具体的に答えてくれる。自分たちの文脈を持ったAI。この体験は、他にはありません。
裏ではRAGという技術が動いていて、AIが答える前にまず社内ドキュメントを検索し、関連情報を引っ張ってくる仕組みです。だから「うちの会社のこと」を踏まえた回答ができる。ChatGPTは「世界の知識」、Notion AIは「自社の知識」——そもそも役割が違います。
数字も裏付けています。大阪ガスは月間約2,000時間の情報共有時間を削減。コミューン株式会社は情報活用のROI 200%を達成。「探し物の時間」がまるごと消える——これがNotion AIのいちばんの価値です。
不得意:Notion外の情報・最新ニュース・高度な計算
一方で、できないこともはっきりしています。
いちばん大きいのは、Notion外の情報が見えないこと。メール、Slack、Google Drive——連携設定しない限り検索対象外です。つまりNotion AIの実力は「Notionにどれだけ情報が溜まっているか」で決まる。AIの性能ではなく、運用の問題です。
リアルタイム情報も持っていません。「今日の日経平均は?」「競合の新サービスは?」——こういう質問はChatGPTやPerplexityの出番。そして複雑な計算も苦手です。財務シミュレーションや統計検定はGPT-4や専門ツールに軍配が上がります。Notion AIの主戦場は「社内情報の検索・要約・下書き」であって、エクセルの代わりにはなりません。
Notionは「AI OS」として外部連携を強化中ですが、現時点ではまだ途上。万能を求めず、得意な領域で使い倒すのが正解です。
得意・不得意がわかったところで、この性能にいくら払うのかを確認しましょう。
Pricing
料金プラン
結論から言うと、Notion AIの料金は「本体プラン+AIアドオン(追加オプション)」の足し算です。
AIアドオンは1ユーザーあたり月額10ドル(年払い時)。月払いだと約16ドルになるので、年払いのほうがかなりお得です。10人のチームでビジネスプランを使う場合、本体15ドル+AI 10ドル=25ドル/人、つまり月250ドル(年払い時)が目安になります。料金の基本構造は「本体プラン料金 + AIアドオン料金 × 人数」。この足し算さえ覚えておけばOKです。
Notion本体の主要プランは3段階です。
$0/月
- AIテキスト生成・要約・翻訳(回数制限あり)
- ページ・データベースの基本機能
- ゲスト招待(最大10人)
$10/月/人(年払い)
- AIアドオン追加で全AI機能利用可(+$10/人)
- 無制限のページ・ブロック
- コネクター(外部ツール連携)に制限あり
$15/月/人(年払い)
- AIアドオン追加でフル機能(+$10/人)
- SAML SSO(企業向けセキュリティ認証)
- AIアナリティクスで利用状況を可視化
- コネクターの制限が緩和
要問合せ
- 監査ログ・カスタムSLA
- データレジデンシーの選択オプション
- HIPAA対応(医療データ保護)
- 大企業・規制産業向けの管理機能
結論:無料プランはAIの試用に限定。チームで本格導入するならビジネスプラン(本体$15+AIアドオン$10=$25/人/月)が最低ライン。企業で機密情報を扱うならデータ取扱い規約を必ず確認してから判断してください。
無料版でできること
無料プランでも回数制限付きでAIのテキスト生成・要約・翻訳は試せます。ただし、Notion公式は無料プランの具体的な利用回数上限を明示していないため(2026年4月時点)、実際に試用しながら上限を確認するのが確実です。プラスプランも「回数上限やコネクターに制限がある」とされていますが、定量的な上限値は公開されておらず、フル活用にはビジネスプラン以上が実質的な前提になります。また、企業利用なら有料プランのデータ取扱い規約を必ず確認してから判断してください。
Real Usage
企業はNotion AIをどう使っているか
Notion AIで効果が出ている企業には共通パターンがあります。それは「情報を探す時間」と「定型文書を作る時間」の削減です。派手なAI活用ではなく、地味だけど毎日発生する作業を自動化している。4社の国内事例を見ていきますが、業種も規模もバラバラなのに、削っている時間の種類はほぼ同じ。ここにNotion AIの本質が見えます。
営業・CS:CRM連携で商談情報を自動集約
インパクトが最も大きかったのは大阪ガスの事例です。
Notion AIをナレッジマネジメントに活用し、社内情報の検索や整理を効率化した結果、月間約2,000時間の情報共有時間を削減しました。仮に社員100人で割ると1人あたり月20時間、つまり毎日1時間近く「探し物」をしていた時間が消えた計算です。
大企業ほど部署間で情報がサイロ化しやすく、「あの資料どこにある?」「誰が知ってる?」の確認作業が積み重なります。Notion AIの横断検索は、まさにこの「聞いて回る時間」をAIに置き換えるもの。営業やカスタマーサポートのように、過去の商談記録や対応履歴を頻繁に参照する部門で特に効果が出やすいです。大阪ガスの月2,000時間削減は「AIが賢い」というより「探し物の時間が膨大だった」ことの裏返し。情報量が多い大組織ほど効果が大きくなります。
もうひとつ注目したいのがコミューン株式会社です。Notion AIの横断検索で社内に散在していた深いコンテキスト情報へのアクセスを容易にし、情報活用においてROI 200%を達成しています。AIアドオンの月額コストを考えると、検索時間の削減だけで十分にペイしている計算です。
管理・経営企画:ナレッジ検索と意思決定の加速
ファインディ株式会社は会議記録やレポート作成の自動化で年間2,000時間を削減。特にAIミーティングノート機能では、議事録作成の作業時間を90%削減しています。
90%削減の意味を具体的に言うと、今まで30分かけて議事録をまとめていた作業が3分で終わるイメージです。会議後にメモを見返して清書する、決定事項を抜き出してタスク化する、参加していなかった人向けに要約を書く——こうした「会議の後始末」が丸ごとAIに置き換わります。週に10本の会議がある管理部門なら、この効果は相当なものでしょう。大阪ガス=情報検索の時間を削減、ファインディ=会議記録の時間を削減。やっていることは違うが、どちらも「探す・まとめる」の自動化という共通パターンです。
開発部門:ドキュメント自動化とプロジェクト管理
グロービスは翻訳業務にNotion AIを導入し、翻訳とドキュメント整理の作業時間を大幅に短縮したとされています。ただし、編集部が確認した時点でこの数値(「半分以下」)の引用元は第三者メディアであり、Notion公式のカスタマーストーリーページでの掲載は確認できませんでした。定量的な効果として扱うには一次ソースの確認が必要です。翻訳ツールにコピペして、体裁を整えて、元のドキュメントに貼り直す——この往復作業がNotion内で完結するだけで、かなりの時短になるという傾向自体は他の導入事例からも裏付けられます。
4社の事例に共通するのは「情報を探す・まとめる・翻訳する」という地味だけど膨大な作業の自動化です。AIが画期的な戦略を提案したとか、売上が何倍になったとか、そういう派手な話ではありません。でも、こうした雑務が毎日30分、1時間と積み重なっているのが現実。そこを確実に削れるのがNotion AIの価値です。ただし、効果が出やすいのは「すでにNotionに情報が十分溜まっているチーム」です。Notionをあまり使っていない状態でAIアドオンだけ追加しても、AIが参照できる情報が少なく効果は限定的。まず情報をNotionに集約する運用が先です。
Notion AIの効果は分かった。では他のAI(ChatGPTやCopilot)ではなくNotion AIを選ぶ理由は何かを整理しましょう。
Comparison
競合AIとの比較
「どれが一番優秀か」ではなく、「自分のチームの環境に合うのはどれか」で選ぶのが正解です。なお、日本市場での導入実績を踏まえ、比較対象はNotion AIと同じワークスペース型・業務基盤型のAIに絞っています。
| Notion AI | ChatGPT Enterprise | Microsoft 365 Copilot | Slack AI | |
|---|---|---|---|---|
| 得意領域 | 社内ナレッジの検索・整理 | 汎用的な質問・推論・コード生成 | Word・Excel・Teamsとの連携 | Slack会話の要約・検索 |
| AIエージェント | ◎ タスク自動実行が可能 | ○ GPTsで拡張可能 | ○ Copilot Studioで構築 | △ 限定的 |
| 外部ツール連携 | ○ コネクター拡充中 | ◎ プラグイン・API豊富 | ◎ Microsoft 365内はシームレス | ○ Slack連携アプリ経由 |
| 推論・分析力 | △ 要約・検索向き | ◎ 複雑な計算・コード生成に強い | ○ Excel分析に強い | △ 基本的な要約中心 |
| 日本語品質 | ○ 自然な日本語 | ◎ 最も語彙が豊富 | ○ Office文書向きの日本語 | ○ 日本語チャンネル対応 |
| ナレッジ管理 | ◎ 社内情報を横断検索 | △ 社内データは手動で渡す必要あり | ○ SharePoint連携で対応 | ○ Slackチャンネル内を検索 |
| 料金(1人/月) | 本体+AI $10〜 | 約$60 | Microsoft 365+約$30 | Slack有料プラン+$10〜 |
| 導入ハードル | △ Notionへの情報集約が前提 | ○ ブラウザですぐ使える | ◎ 既にMS環境なら即導入 | ◎ 既存Slack環境に追加するだけ |
推論力ならChatGPT、既存Office環境との親和性ならCopilot、Slackが業務基盤ならSlack AI、社内ナレッジ活用ならNotion AI。万能なツールはないので、自社の業務基盤に合わせて選ぶのが鉄則です。
実際に両方使ってみると、気持ちよさの種類がまるで違います。ChatGPTは「何でも聞ける百科事典」で、知らない分野のリサーチや壁打ちは本当に頼もしい。でも「先月の営業定例で決まったこと何だっけ?」と聞いても、当然答えられません。Notion AIはここが違う。自分たちのデータの中で動くから、「うちの話」をちゃんとわかってくれる。この「わかってもらえてる感」は使ってみないとピンと来ないかもしれません。
実際には両方を併用している企業も多くて、ChatGPTでリサーチ、Notion AIで社内情報——という棲み分けが自然にできます。ICT総研の2025年7月調査でも法人向け生成AIの満足度はNotion AIが83.3%、ChatGPTが83.0%でほぼ横並び。どちらが上ではなく「得意な場所が違うだけ」——この数字を見ると、本当にそうだなと思います。
Microsoft 365 Copilotは、触ってみると「ああ、ここにAIがいてほしかったんだよ」と素直に思えるプロダクトです。WordもExcelもTeamsも、いつもの画面のままAIが動く。新しいツールを覚えるストレスがゼロなのは正直かなり大きい。ただ、Notionが業務基盤のチームにわざわざCopilotを入れる意味はあまりないし、逆もまた然りです。「自分たちが毎日開いているツールはどれか」——選ぶ基準は、結局ここに尽きます。
Slack AIは、Slackヘビーユーザーなら「これを待ってた」と感じるはず。休み明けにチャンネルを開いて、溜まったメッセージを一瞬で要約してくれる——あの安心感はちょっとクセになります。ただ、守備範囲はあくまでSlackの中だけ。ドキュメント管理やナレッジ整理まで含めると、やはりNotion AIに分があります。
Notion AIの最大の武器は「仕事のデータの真ん中にAIがいる」こと。ただ、Notionを使っていない会社がこのためだけに乗り換えるかというと、それはかなりハードルが高い。すでにNotionユーザーかどうかで、このツールの価値は劇的に変わります。
Notion AI
全部入りのOS型
社内のドキュメント・タスク・Wikiの中にAIが住んでいる。「あの資料どこだっけ?」に一瞬で答えてくれる安心感。
向いている人:すでにNotionで情報を管理しているチーム、社内ナレッジの検索・整理を効率化したい企業
ChatGPT Enterprise
最強の汎用頭脳
コード生成、データ分析、文章作成——何を投げても高水準の回答が返ってくる。ただし社内データは自分で渡す必要あり。
向いている人:幅広い業務でAIを使いたい人、推論力・分析力を重視する人
Microsoft 365 Copilot
既存環境にAIを溶かす
Word・Excel・Teamsの中でAIが動く。新しいツールを覚える必要がなく、今日から使える即効性が魅力。
向いている人:Microsoft 365が業務の中心にある企業、導入の手間を最小限にしたい情シス担当者
ツール選定の次に出る疑問は「セキュリティは大丈夫か」です。導入前の最終チェックをしましょう。
Security
企業で使っても大丈夫?
「便利そうなのはわかった。でも、社内の情報をAIに渡して大丈夫なの?」——これが企業導入で最初にぶつかる壁です。
結論から言うと、ビジネスプラン以上であれば業務利用に耐えるセキュリティ水準は確保されています。ただし、プランによってデータの扱いが明確に異なるため、「どのプランで使うか」の確認が最優先事項です。
とりあえず無料で試す落とし穴
「まず無料で試してみよう」は個人利用なら正解です。でも企業の場合、ここに落とし穴があります。
無料プランではAIに入力したデータの取り扱いがビジネスプラン以上と異なり、学習利用からのオプトアウト(除外設定)が保証されていません。「試しに」と思って顧客情報や社内の戦略資料をAIに投げてしまうと、そのデータがどう扱われるかをコントロールできないリスクがあります。情報管理ルールを整備しないまま無料プランで機密情報を扱うのは、鍵をかけずにオフィスを出るようなものです。
企業でNotion AIを評価するなら、最初からビジネスプラン以上を契約し、情報管理ルールを決めてからスタートするのが鉄則です。「無料で試してから有料にする」のではなく、「有料プランの規約を確認してから、安全な範囲で試す」——この順番を間違えないでください。企業利用の手順は「①有料プランの規約確認 → ②情報管理ルール整備 → ③限定チームで試用」。無料プランでの機密情報入力は絶対に避けましょう。
導入担当者へ
おすすめは、5〜10人のパイロットチームでビジネスプランを3ヶ月運用するアプローチです。AIアナリティクスで利用状況と工数削減を定量的に測定すれば、そのまま稟議用のデータになります。50名を超える規模での導入を検討している場合は、Notion社のカスタマーサクセスに直接問い合わせるのが近道です。EnterpriseプランのデータレジデンシーやカスタムSLAの条件は個別交渉になるため、早めに相談しておくと導入スケジュールが読みやすくなります。
すべての判断材料が揃いました。最後に「自分のチームに合うかどうか」の結論を出しましょう。
Editor’s Verdict
編集部の評価
総合評価
4.0/5.0
Notion AIは「社内に溜まった情報を活かすAI」——すでにNotionを使っているチームにとって、最も自然で効果の出やすい生成AI導入の第一歩です。
Notion AIが最も輝くのは、「すでにNotionにデータがあるチームがAIのスイッチを入れた瞬間」です。社内の議事録、プロジェクト資料、ナレッジベース——これらをAIが横断検索して要約してくれる体験は、ChatGPTにもMicrosoft 365 Copilotにも真似できません。ICT総研の2025年7月調査で法人向け生成AIの満足度1位(83.3%)を獲得しているのも、「自社の情報が活きる」という手応えを感じている企業が多い証拠でしょう。ChatGPTの83.0%との差はわずか0.3ポイントなので「圧勝」とは言えませんが、社内ナレッジ活用という土俵では確かな実績があります。
一方で、使いやすさのスコアは3.0と控えめにしています。これは編集部の定性評価によるもので、具体的にはNotion自体の学習コスト(ページ構造・データベース設計の習熟が必要)と、AIの回答精度が「Notionにどれだけ情報が溜まっているか」に依存するという運用上のハードルを反映しています。日本語対応の3.5についても、通常の文章生成・要約は自然な日本語を返してくれる一方で、コネクター経由で取り込んだ情報の日本語処理にはまだ粗さが残る場面があるという使用感を根拠にしています。なお、いずれのスコアも独立した定量実験ではなく、編集部の実使用評価であることをご留意ください。
Notionをすでに使っていて、会議や社内文書に時間を取られているチームにとっては、最もコスパの良いAI導入の第一歩です。大阪ガスの月間2,000時間削減やファインディの会議記録90%削減が示すように、「探す・まとめる」の自動化だけで十分に元が取れます。逆に、Google WorkspaceやMicrosoft 365が主軸のチームは、無理にNotionに乗り換える必要はありません。自分たちの環境に合うAIを選ぶのが正解です。
まず1チーム(5〜10人)でビジネスプランの無料トライアルを試してみてください。効果が見えたら有料プランに切り替える——これが最もリスクの低い始め方です。
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